インプラントとは

インプラントとは、厳密には人の身体に埋め込む人工物のことを言います。歯科診療に用いられるインプラントは、正しくは「デンタルインプラント」と言いますが、20年ほど前から歯科におけるインプラント治療が一般的になっており、単にインプラントと呼ぶことが多くなっています。
インプラント治療とは、歯を失った箇所に人工の歯根（インプラント）を埋入し、歯を補う治療法です。従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、現在はインプラント治療を選択される患者さんが増えています。
歯は、歯肉より上に露出している部分＝歯冠と、それを支える歯根から成り立っています。歯を失うということは、それを支えている歯根も失ってしまうということです。「インプラントと差し歯は何が違うの？」という方も少なくありませんが、差し歯は歯根が残っている状態で行う治療であり、インプラントは抜歯後に歯を入れたい時（歯根がない）に行う治療法です。

メリット

1. 両隣の歯を削る必要がない
   隣の歯に装置がかからないので、単独で歯の修復が完了します。
2. ブリッジのように隣の歯に負担がかからない
   噛む力を顎の骨が直接受け止めるので、他の歯に過剰な負担がかかるのを防ぐことができます。
3. しゃべりにくさや違和感が少ない
   入れ歯のような留め具がないので、慣れれば自分の歯と同じような感覚が得られます。
4. 見た目が自然
   「歯ぐきから歯が生えている」状態を再現できます。

デメリット

1. 手術が必要
   15～20分程度のインプラントの埋め込み手術が必要になります。
2. 治療期間がかかる
   インプラントを植立したあとは、骨と結合するまで6～8週間の養生期間が必要です。
3. 健康保険がきかない（自費診療）
   治療費は10割負担になるため、保険治療と比較して高額になります。
4. 成功率が100%ではない
   インプラントを正しく埋入した場合でも、創部が感染するなどして約3%ほどの確率で骨と結合しない場合があります。骨の条件が悪い場合は成功率が多少下がります。骨とつかなかった場合は、一度除去して、再度埋入するか、別の方法で歯を入れることになります。

入れ歯の特徴

ご自身で付け外しをして管理する入れ歯です。歯ぐきを覆う部分はプラスチックでできており、残っている歯に留め具がかかります。
外して清掃がしやすい利点もありますが、たくあんより硬いものが噛めないことや、見た目の問題などがあって患者さんからは人気がありません。
※当院では入れ歯の作製は行っておりません

ブリッジの特徴

歯を失った部位の両隣の歯を削って被せ物にして、欠損部にはダミーの歯を作り、それらがつながったものを歯に接着する方法です。
入れ歯よりも着け心地が良く違和感も少ないのですが、入れ歯のように取り外しができずにつながったままになるので、清掃がむずかしく、几帳面にお手入れをしないと新たな虫歯や歯周病の原因となります。

インプラント治療に関するご相談・カウンセリングを専門医が担当し、患者さんひとりひとりのお悩み・症状にあわせて最適な治療計画をご提案します。まずはお電話にてご予約ください。また、ご相談・カウンセリングのみの受診もお受けしております。お気軽にご相談ください。

カウンセリングの流れ（約50分）

1. お口の中の診査
2. レントゲン写真撮影
3. お口の中の現状の説明
4. 治療計画のご相談

• ご相談して決めた治療計画にしたがって、実際に治療をご希望の場合は、あらためて治療予約をお取りください。

インプラント無料相談

インプラント治療に関する一般的なご質問や疑問に専門医がメールでお答えします。メール相談は無料となっておりますのでお気軽にご相談ください。
具体的な治療計画や実際の費用については、お電話にてインプラントカウンセリング（約50分）をご予約のうえ、来院してご相談ください。

インプラント本体＋手術費用（1本あたり）＝198,000円（税込）
上部構造（上に被せるセラミック冠、1本あたり）＝88,000円（税込）

当院ではデビットカード、各種クレジットカードがご利用いただけます。

• VISA
• master
• JCB
• AMEX
• ダイナース

院長によるインプラントコラムもご覧ください

インプラント手術は痛い？痛みの度合いはどれくらい？

治療前・治療後