インプラントとは
インプラントとは、厳密には人の身体に埋め込む人工物のことを言います。歯科診療に用いられるインプラントは、正しくは「デンタルインプラント」と言いますが、20年ほど前から歯科におけるインプラント治療が一般的になっており、単にインプラントと呼ぶことが多くなっています。
インプラント治療とは、歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。従来は、歯を失った治療法としてブリッジや入れ歯が一般的でしたが、現在はインプラント治療を選択される患者さんが増えています。
歯は、歯肉より上に露出している部分=歯冠と、それを支える歯根から成り立っています。歯を失うということは、それを支えている歯根も失ってしまうということです。「インプラントと差し歯は何が違うの?」という方も少なくありませんが、差し歯は歯根が残っている状態で行う治療であり、インプラントは抜歯後に歯を入れたい時(歯根がない)に行う治療法です。
インプラントは優れた治療法です
インプラント治療は90年代から広く普及し、データが蓄積され、今ではどこの歯科医院でも治療が受けられるようになりました。インプラントは外科的処置が必要になりますが、当院では口腔外科の診療経験があり、インプラント手術の実施経験が1,000症例を超える、経験豊富なインプラント専門医が慎重に施術いたします。
手術中の痛みはほとんどなく、標準治療例では、埋め込みにかかる所要時間は1本あたり20分程度、通院回数は5回ほど、6〜8週間で治療が完了します。他の医院で「あなたの場合、インプラント治療は難しい」と説明された方、インプラントを勧められたが不安な方、別の歯科医師の意見も聞いてみたいという方はぜひご相談ください。