歯や歯周組織の感染があごや顔全体に広がって腫れた場合(歯性上顎洞炎、顎炎など)や、顎関節の不具合、腫れの原因になった親知らずの抜歯、良性腫瘍の切除、使用できなくなったインプラントの撤去など、外来通院で対応可能な口腔外科小手術であれば幅広く対応いたします。
また、ウイルス性口内炎、口腔カンジダ、歯科用金属アレルギーなど口腔粘膜疾患も診療対象となります。なかなか治らない口内炎や舌の痛みなどの症状がありましたらぜひ「口内炎専門外来」をご予約ください。
口腔外科
口腔外科
歯や歯周組織の感染があごや顔全体に広がって腫れた場合(歯性上顎洞炎、顎炎など)や、顎関節の不具合、腫れの原因になった親知らずの抜歯、良性腫瘍の切除、使用できなくなったインプラントの撤去など、外来通院で対応可能な口腔外科小手術であれば幅広く対応いたします。
また、ウイルス性口内炎、口腔カンジダ、歯科用金属アレルギーなど口腔粘膜疾患も診療対象となります。なかなか治らない口内炎や舌の痛みなどの症状がありましたらぜひ「口内炎専門外来」をご予約ください。
「親知らずが見つかったら、抜歯を勧められる」というイメージはないでしょうか?
患者さんの中には「すぐに歯を抜く歯医者=悪い歯医者」、「歯を抜かない歯医者=良い歯医者」のように思われている方がいらっしゃいますが、親知らずについてはできるだけ早期に抜歯した方が患者さんのメリットになることが多いです。
現代人は顎(あご)が小さくなってきています。顎が小さくなると一番最後に生えてくる親知らずのためのスペースが不足します。すると、歯肉から斜めに出てきて、半分埋まったような中途半端な生え方になってしまうことが多く、歯磨きしにくい上に周囲が不潔になってしまいがちです。
親知らずを抜歯すべき大きな理由は3つあります。それは、「まっすぐ生えていないことが多い」という点に起因します。
ケースによっては周囲の骨を削らないと抜歯できないこともあり、処置に1時間以上を要することも珍しくはありません。
腫れている状態では麻酔が効きづらい場合もあり、抜歯の前に応急処置が必要な場合もあるため、受診当日に直ちに抜歯することはありません。いずれにしても早めにご相談いただければと思います。
親知らずを抜くべき3つの理由
交通事故やスポーツ中の衝突などにより唇、歯肉、舌など、口の周りの組織を怪我した場合も対応いたします。当院は完全予約制ですが、通院中の患者さんの場合はできうる限り対応させていただきます。
顎関節症とは、あごを動かす筋肉、あごの関節を構成している靭帯や骨の痛み、炎症、損傷などによる様々な症状、例えば「口が大きく開かない」、「口を開けると音がする」「痛みがあって口が開きにくい」などの機能障害を言います。
歯並びの不正により噛み合わせが悪い場合、就寝中の歯ぎしり・食いしばりやあごを強打した場合に顎関節症になる場合が多いです。
いずれの場合も容易に完治することは少なく、当院では症状緩和のための薬物療法やマウスピース療法で対応しておりますが、姿勢など生活習慣が原因の場合はカイロプラクティックや東洋医学療法の併用をお勧めする場合もあります。
その頭痛と肩こり…歯ぎしり、くいしばりが原因かも(口腔外科・顎関節疾患)
がん患者さんの中で口腔がん患者さんの占める割合は1~2%にすぎませんが、ここ数年は増加傾向にあって、わが国では年間約7,000人が口腔がんに罹患します。30年前と比較すると、約3倍に増加しています。さらに10年後には今の1.5倍、1万2千人以上が口腔がんに罹患すると予測されています。
「口腔がん」の大半は舌にできることが多く、胃がんや肺がんとは異なり、胃カメラやファイバースコープなどを使用しなくても、直接見える場所にあることから、見つけやすい病変なのです。
歯科治療の最中に偶然、発見できることもあります。
舌が引きつる様な感覚や、なかなか治らない口内炎のようなできものがある方は、早めに口腔外科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。いわゆる口内炎を思っていたら、口腔がんであったということが少なくありません。特に早期がんでは潰瘍(かいよう)やびらん(粘膜のはがれや傷)のようないわゆる口内炎と区別がつかないことがあります。
がん治療では早期発見、早期治療が重要とされています。小さいうちに見つけて早く治療を開始することで、社会復帰を容易にし、良好な予後が得られるのです。
ご自分が担当されている患者さんで口腔粘膜疾患や口腔がんを疑う症状、所見があるものの、
「診断に自信が持てない…」「クリニックでやれる検査や治療のやり方が分からない」「どこの病院、どの科へ紹介すべきか?…」「紹介状の書き方が…」
などのご不安、疑問がある先生方、衛生士さんはお気軽にメールやfacebookからご連絡ください。状況によっては出張診療などで診断やご紹介のお手伝いをさせていただきます。
増え続ける口の中のがん 口腔がん検診のススメ(口腔外科、舌がん)
上の奥歯の根の先は鼻の奥と繋がっています。上の奥歯の虫歯を長期間放置した場合や、以前に治療済みの奥歯が膿んでくると、歯根の周囲から鼻の方へバイ菌が広がって鼻炎になってしまう場合があります。いわゆる「ちくのう症」です。専門的には歯が原因で生じるちくのう症を歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)と言います。
歯性上顎洞炎は耳鼻科では完治しません。原因歯の治療もしくは抜歯と、抗生剤による化学療法を併用します。重度のケースでは耳鼻科の先生方の助けが必要な場合もあります。
逆にアレルギー性鼻炎や花粉症などで上の奥歯に歯痛を生じる場合もあり、毎年2~4月は「歯には全く異常がないのに上の奥歯が痛む」という患者さんが沢山お見えになります。
上の奥歯の痛み…原因は上顎洞炎(鼻炎)かもしれません
インプラントの長期安定のためには、インプラント周囲を常に清潔にしておくことが肝要です。インプラント周囲の手入れが行き届かないとインプラントの歯周病=インプラント周囲炎になってしまいます。一度インプラント周囲炎になってしまうと回復は難しく、天然歯の歯周病よりも進行速度が速いため、インプラントを失う主な原因とされています。
インプラントが歯周病?!インプラント周囲炎って何?